日本に生きるイスラーム ―過去・現在・未来―
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1361993年『技能実習制度』の設立の二つが影響していると言って間違いないだろう。その後もインドネシア人登録者数は、バングラデシュ、パキスタンに比べて急激な伸びを示し、現在ではイスラーム圏からの在留外国人登録者の中では最大の民族となっている。前述のパキスタン、バングラデシュ、イラン、インドネシアは、イスラーム圏から流入した代表的な民族である。その中で増え続けているパキスタン人、バングラデシュ人、インドネシア人の在留資格別外国人登録者数を見てみよう。表3-1〜3は2004年から2008年にかけての過去五年間の在留資格別外国人登録者数である。パキスタン人の特徴として、『留学』と『就学』が少ないが、『投資・経営』が多く、『永住者』がコンスタントに伸びている。『日本人の配偶者等』は総数の割には多い状況がみられる。しかし、その数字が近年減少しつつあるのは、国際結婚が以前に比べて減っていることにより、『日本人の配偶者等』に数字を充じゅう填てんできない状況と言えよう。国際結婚をした後帰国するというケースも考えられるが、それよりは『日本人の配偶者等』から、『永住者』に資格を変更しているケースが多いと考えるべきであろう。綜合すれば、自営などを行い、すでに生活基盤がしっかりしており、定住化傾向にあると言うことができる。次にバングラデシュ人は、総数ではパキスタン人を上回っているが、『日本人の配偶者等』と『永住者』はパキスタンに比べて少ない。『留学』、『就学』が多いのが特徴である。

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