日本に生きるイスラーム ―過去・現在・未来―
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1プロローグ プロローグ真のイスラームの理解をめざしてサウジアラビアは、2010年第17回東京国際ブックフェアにテーマ国として参加することになりました。それは、両国の交流を政治、産業・経済を主とする協力関係から、文化・教育分野を含むより深く豊かな関係構築に向け、新しい一歩を踏み出したい、という願いと意志の表れです。別の言い方をするなら、学生や一般の人々にまで相互理解の輪を広げ、ともに21世紀の両国のありかたを考えましょうという呼びかけでもあります。サウジアラビアでは、書物を大切にし、多くの本を読み、愛蔵する人を敬います。本は新しい智の源泉であり、時空を超えて未知の世界を読者に提示してくれます。2010年第17回東京国際ブックフェアをきっかけとして生まれた本書『日本に生きるイスラーム│過去・現在・未来│』は、まさに時空を越え、イスラームの真髄と日本におけるその実践の歴史をありありと伝えています。同時に、イスラームが現代の、そして未来の日本にとって、どのような意味を持ちうるかを考えるための多くの視座をも提供しています。多様性と寛容にもとづく共存は、今世紀のキーワードですが、それは奇くしくも7世紀から一貫してイスラームが大事にしてきた価値観でもあります。その意味で、イスラームは古い歴史がありながらも極めて今日的な思想であり、生活実践であると言えましょう。この本が読者の皆さ

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