サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
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127日本とサウジアラビアの間に「虹の橋」を架けようら、現在では500万人を超えたと推定されています。ジェッダや東部州の都市でも同様の状況になっています。サウジアラビア全体の人口も、1,700万人から、2,500万人に増加しておりました。人口増加率は3%弱と推定されています。とりわけ、20歳未満の人口が半分以上を占め、30歳未満を含めると7割という数字には驚きました。このような大きな変化の中で、私が一番注目していることは、若い世代が成長し、社会の様々な部門で指導力を発揮して、国の発展に貢献していることです。欧米諸国に留学した人材が帰国し、国家建設に意欲的に取り組んでいるのです。これは、多くの国の若者が、留学後、当該地や他の国々に留まる傾向が強いこととの対比でみると注目すべき点であります。10年間の変化を、一言で申し上げるならば、「人材が育ち、サウジアラビア社会全体に勢いが出てきている」ということになるかと思います。これはまた、サウジアラビアという国の国際社会における地位の変化と無関係ではないと思います。中東問題をはじめとする様々な政治問題で一層の存在感を示し、G20の一員として国際金融問題対応への役割が期待されるようになっているのです。これは、従来、石油の最大の供給者として、またOPECのリーダーとして国際的責任を果たしてきたことやイスラームの聖地の守護者としての役割に加えて出てきたものです。

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