サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
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128二.日本・サウジアラビア協力の10年この10年、日本・サウジアラビア両国関係はどのように発展してきたでしょうか。(一)まず、日本・サウジアラビア合同委員会です。これは、1975年3月1日に署名された両政府間の経済技術協力協定により設立され、閣僚レベルで交互に開催されてきているものです。前回は2007年にリヤードで開催され、本年5月10日、第10回会合が東京で開催されました。第10回会合では、原子力の平和利用、電力に関わる相互訪問、水政策対話の定期的な開催、教育交流の促進、ビジネス、文化その他の分野における女性の交流、さらには医療ツーリズムに至る幅広い分野における二国間の協力を発展させることに焦点が当てられました。様々な分野における人材育成も含め、将来にわたる二国間の協力強化の方向性が明確になったことが特徴であるといえます。(二)次に民間レベルの協力です。1999年、それまでの「民間合同委員会」が改組され、第1回「日・サ・ビジネスカウンシル」がリヤードにて開催されて以来、ほぼ毎年東京とリヤードで交互に開催され、今年の2月には第11回目の会合が開かれました。このビジネスカウンシルを軸に、両国のビジネス界のリーダーたちが、年に一度会合し、その後現場に戻り、また次の年に会合するという、集合・離散を繰り返す中で、この10年余りの間に両国のビジネス関係は飛躍的に伸びました。(三)少し、数字を挙げてこの10年を振り返ってみます。まず、貿易ですが、サウジアラビアから日本への輸出は、1999年の76億ドルから2008年には477億ドルへと6倍以上に伸びました。日本のサウジアラビアへの輸出は、同期間で26億ドルから94億ドルへと約3・5倍伸びました。往復でみる

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