サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
142/222

138五.国際貢献の道(一)三角協力二国間ベースでの日本の対サウジアラビアODAは終了しつつあります。これからは、有償ベースでの技術協力に移っていきます。他方、サウジアラビアも独自に途上国援助を進めています。私は、今後、途上国支援の分野で、日本とサウジアラビアがパートナーシップを組める可能性があると思っています。日本の技術力とサウジアラビアの資金力を組み合わせれば、アフリカ等を対象にした三角協力ができそうです。サウジアラビア開発基金等が多くの経済援助を実施していることはよく知られています。日本もJICAを中心に技術協力には実績があります。サウジアラビアからは、ODA以外にも投資というツールもありましょう。まずは情報交換等から始め、援助協調へと進めていくことを検討したらよいと思います。(二)G20日本とサウジアラビアは、G20の現加盟国でもあります。2008年秋のリーマンショック以降、G20の場でも首脳会合が開かれるようになりました。したがって、G20 首脳会合そのものは、まだ緒ちょに就いたばかりともいえます。今後、国際社会におけるG20の比重は高まることはあっても、低下することは考えにくいでしょう。従って、両国の協力の可能性を探っていくことは自然の成り行きといえるでしょう。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です