サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
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140七.日本力サウジアラビア人の日本に対する好感情に感謝しています。10年前の赴任の時にも、日本が伝統的価値を維持しつつ近代化を遂げた国としての評価を受けました。今回、再び赴任してみて、以前と同様の評価をいただくこともありますが、サウジアラビアの人の日本に対する評価はそれ以上のもの、すなわち、日本食に始まり、生活様式や生き様などへと関心が高まっていることを強く感じます。昨年のラマダン月には、日本人の日常を紹介する番組が毎晩テレビ放映され、これが大きな反響を呼びました。このような日本への高い関心には、気恥ずかしさを感じますが、他方でそのような評価を裏切らないようにしなければいけないとも思っています。ともあれ、私は、このような体験を通し、我々の生き方の中に、実は日本の力、即ち「日本力」というものがあるのかもしれないと思うようになりました。サウジアラビアの人々が再認識させてくれた「日本力」を大いに意識して、日本とサウジアラビアとの関係の発展に尽力していきたいと決意しています。また、サウジアラビアの人々にも「日本力」を大いに活用していただきたいと思いますし、何よりも戦略的パートナーシップを発展させていくために必要な要素であると思っています。そのように思っていた矢先、このたび日本は、明年2月から3月にかけて行われる「第26回ジャナドリヤ祭」にサウジアラビアよりゲスト国として招かれ、参加することになりました。ジャナドリヤ祭は、年一回開催される国家的祭典で、伝統・文化を継承し、また産業を振興するために開かれ、全国から100万人が来場します。日本がこのような国家行事に招かれることは大変ありがたいことで、日本の

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