サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
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159砂漠にかける政治の架け橋─ 渡部恒三氏インタビューサウジアラビアと日本、今とこれから―2007年から、アブドッラー国王の奨学金制度によって、毎年多くのサウジアラビアの留学生が日本に来るようになりました。翌2008年には、そういった留学生の支援や文化交流の発展を目的として、サウジアラビア王国大使館 文化部が設立されました。今、日本国内で300名以上の留学生が勉強しています。こういった留学生の派遣による人材育成や文化交流の活発化によって両国の関係を深めていこうという政策について、先生のご意見をうかがえますか?渡部 これは大事な政策ですよ。今の岡田外務大臣のお父さんは私の古い友人ですが、日本で仕事をしているその売り上げの1%を、国内外の若い人たちの交流に使っていましてね。サウジアラビアからもその資金を使って若い人たちが来ていて、私、歓迎会で祝辞を述べたことがありますよ。世界の歴史の中で、サウジアラビアが送り出してくれる石油、エネルギーは、生活、経済の原点です。そんな大きな役割を果たす国に生まれたことを誇りとしつつ、サウジアラビアの若い人たちには「石油に頼らなくても豊かな生活を守っていける」すばらしい文化や技術を身につけて欲しいと思っています。サウジアラビアは王国であり、さらに世界一の産油国として安定した、すばらしい国です。そのすばらしい国だからこそ、人材なんです。世界中の国から「すばらしい青年がいる」と言われ

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