サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
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16り、アラビア湾(サウジアラビアとクウェートの中立地帯)海底油田開発の利権交渉に参与として参加。同年12月、サウジアラビア政府と協定に調印。翌1958年3月クウェート政府との交渉を開始し、5月には利権供与に関する覚書に、7月には利権協定に調印が行われました。これをもってサウジアラビア、クウェート両国政府の合意の下、日本技術陣が参加しての探鉱準備が開始されたのです。1958年は1月に駐日サウジアラビア王国大使館が東京に開設され、2月にはサウジアラビア王国政府・クウェート政府との利権協定に関わる権利義務を継承する会社として、日本財界一致応援の下、アラビア石油株式会社が設立されました。林先生は同社専務取締役、富士石油副社長を歴任、(財)中東協力センター理事、(財)日本サウジアラビア協会副会長、(財)日本クウェート協会副会長、(宗)日本ムスリム協会最高顧問等々も務めておいでです。アラムコ(国際石油メジャー各社で構成するサウジアラビア法人)の社誌が林先生を「アラブ・イスラーム諸国と日本の架け橋」と称しているとおり、経済を中心に多面的に活動され、1978年に外務大臣賞、1980年に藍綬褒章を受けておられます。

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