サウジアラビアと日本 ―その素顔と絆―
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71より良き未来を約束するためにかれ、茶碗によそったご飯と一緒に出される。天ぷら用のつけ汁は、お酢の入っていない醤油の中に大根をおろしたものが入っている。子どもたちは庭園で走り回り、部屋と庭園を往復していたので、熱いお風呂の後はすぐに熟睡した。土曜日になり、庭園は宿泊客や訪問客で賑わっていた。その日の朝には伝統的な着物を着用した女性たちのグループがいて、その周囲を写真撮影する人たちが取り囲み、庭園のあちこちで撮影していた。それは結婚式の一環で、まもなく結婚式が行われることを知った。実際に、黒いスモーキングのスーツを着用した花婿が登場し、その後花婿は伝統的な着物に着替え、また花嫁も西洋ドレスから着物に着替えた。最後に花嫁は再度、違ったデザインの着物に着替え、花嫁と花婿は数百枚の写真を撮影されていた。ふたりは披露宴会場に入り、後に招待客が続いた。私たちは会場の外に残り、音楽バンドの演奏に耳を傾けた。非常に楽しい1日であった。月曜日の朝となり、部屋での朝食後、ホテルのフロントに大使館まで歩く最短の道を聞いた。フロント係は地図を書いてくれ、多くの曲がり角や信号を書き込んだ。「この角には野球場があります、その次の角には食料品店があり、色のついた建物のところで曲がり、500mほど進むと右側に消防署があり、その後の細い道を右に入ると大使館に着きます。」と。その指示に従い、大使館には20分で到着した。注意したのは、大使館の建物は17番の番号を掲げる細い道の左側の2番目にあり、十字路の番号は3番ということだった。この番号について説明すると、東京はほぼ完全に戦争により破壊され、復興に際し

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