2012年04月22日

日本の大学からサウジアラビアの大学へ学術連携の架け橋
自動車工学、環境、情報テクノロジーの学術講演会を文化部が設定


ワークショップの一場面(日本とサウジアラビアの大学:両国協力関係の現状と今後の展望)

第3回国際高等教育フェア・会議開催にあわせ、サウジアラビア大使館文化部は学術講演会を設定、サウジアラビアの主要大学において、日本人大学教授・研究者が、自動車工学、情報処理、環境科学と多岐に亘る内容の講義を行った。日本の大学研究室で進められている最新の科学研究成果を発表し、将来に向けたサウジアラビアの大学との連携推進を検討することが狙いで、キング・サウード大学、イマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラム大学、スレイマーン・ビン・アブドルアジーズ大学の全ての理系学部学科で日本の大学教授を招き講演会を開催した。
石田幸男教授からは、名古屋大学工学部で進めている工学分野研究プログラムや、トヨタ、日産、ホンダなど工業部品・資材に優れた企業との自動車開発共同研究、工学系大学院生対象の学術プログラム、サウジアラビアの授業助手・講師に開かれた当該大学での研究機会について話された。阿部匡伸教授、吉川邦夫教授各氏からは、岡山大学で進めている情報処理の研究開発プロジェクト、環境と乾燥地域農業の研究開発プロジェクトについて話された。
一方、イマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラム大学は文化部と調整を図り、ワークショップ(日本とサウジアラビアの大学:両国協力関係の現状と今後の展望)を開催した。 両国あわせ25大学の参加を得て、両国の大学の現状を討論、両国大学間での学術研究プロジェクトを紹介する展示、協力プログラムの主な課題や、協定・共同プロジェクト推進体制についての意見交換が行なわれた。
シンポジウム開催にあたり、イマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラム大学のDr.スレイマーン・アバー・アルハリール学長が挨拶し、「今回のワークショップは大変意義深い。日本の大学からの真摯で熱意ある取り組みがサウジアラビアの大学の意欲を鼓吹し、より緊密なパートナーシップへ向かっている。イマーム大学は日本の歴史ある大学との関係強化に注力してきたが、その成果が今回のワークショップで現れた。」と述べた。東京工科大学、京都大学、大阪大学、岡山大学の幹部・代表者からは、両国の大学協力プログラムの諸課題の現状が提示され、ウンムアルクラー大学、スレイマーン・ビン・アブドルアジーズ大学、ハーイル大学、アルマジュマア大学の代表者は、海外の大学との協力推進のため取り組んできた、サウジアラビア国内の他大学との協力について討論した。

文化アタッシェDr.イサム・ブカーリから、「両国の大学から本ワークショップにご参加の皆さんより、様々なご提案を頂きました。両国当事者が興味ある研究のワークショップを開催するという日本の大学のイニシアチブを歓迎する意見や、サウジアラビアの大学から日本の大学院に授業助手や講師派遣の促進を図るという提案、日本の大学生をサウジアラビアの大学院へ奨学金プログラムで入学促進するという提案、両国の教員・学生交流プログラムを充実させることや、両国大学で開催した研究プロジェクトやシンポジウムについて科学出版物や情報を活発に交換すること、又、2010年に第1回を東京で2011年に第2回をリヤドで開催したサウジ日本大学代表者フォーラムに続き、両国間で大学の幹部・指導部の会議を継続的に行う重要性を強調する意見などです。」と述べた。なおサウジアラビア側から、日本とサウジアラビアの大学間共同研究や学術協力の分野を検討するためのワークショップ開催が提案された。

出席者から、高等教育省Dr.ハーリド・アルアンガリー大臣、Dr.アフマド・アルサイフ副大臣、平野博文文部科学大臣に対し、両国大学間の協力・知的交流へ継続的にご支援下さっていることに感謝を、また、イマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラム大学Dr.スレイマーン・アバーアルハイル学長に対し、ワークショップ開催と出席者への篤い歓迎ともてなしに感謝を述べた。
文化アタッシェDr.イサム・ブカーリより、「フェアを通して、京都大学-スレイマーンアブドルアジーズ大学間で、植物組織培養によりサフランを増産するための、珍種薬用芳香植物栽培の共同研究を推進する協力協定が締結しました。他の日本の大学も、フェアを通してサウジアラビアの大学と研究プログラムを活発化、新たな協力関係のための議論がなされました。ご存知のように、東京電気大学‐キングファイサル大学‐イマーム大学間でメディアテクノロジー、コンピューター、医療分野の共同研究、京都大学‐キングファハド石油鉱物大学‐アラムコ間で様々な研究分野の提携がありますが、さらに、東海大学‐キングアブドルアジーズ大学間でソーラー飛行機プロジェクト、東海大学‐イマーム大学‐アフト大学間の協力関係が結ばれました。今回の第3回高等教育フェアには、23の日本の大学・教育機関から参加があり、第1回開催時の参加大学数11と比べると実にこの2年間で2倍に増えたことがわかります。これは、サウジアラビアの大学との学術研究提携の構築に係る日本の大学の重要性を示しています。」と述べた。


イマーム・ムハンマド・ビン・サウード・イスラム大学にて、学生から、アブドッラー・ビンアブドルアジーズ国王プロジェクトの説明を聞く日本の使節団

 

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