2012年02月27日

サウジ人留学生、文化部企画FUJITSU見学で世界最速のスーパーコンピューターを知る


FUJITSUにて、文化アタッシェDr.イサム・ブカーリとサウジ人留学生

サウジ人留学生を日本の産業部門の最新開発に橋渡しする文化部の取り組みの一つとして、今回、文化アタッシェDr.イサム・ブカーリが引率し、IT・電子機器会社FUJITSUの研究所へサウジ留学生企業訪問を実施した。
この企業訪問では、世界最速スーパーコンピューター“京(けい)”で使われている技術を見学した。このスーパーコンピューターの開発は、日本文部科学省が中心になって進める高処理能力コンピューター開発イニシアチブにより開始され、FUJITSUと理研の共同開発で行われた。 “京”は、88128の集積回路(CPU)で構成され、各CPUは搭載コアが8つになるよう設計、他のコンピューターと違ってグラフィックスチップを含まない。空気菅を内蔵し、消費電力量が最も少ないスーパーコンピューターを実現した。2011年6月、スーパーコンピューター“京”は、中国の“TIANHE-A1”をノックアウト、世界最速コンピューター500で堂々一位を獲得した。“京”の計算力シンプル化に関していえば、人間(およそ68億人)の集団が18日24時間不眠不休で計算処理を行なったと同様の処理をたったの1秒間で行なってしまう!というものだ。この高い計算機能が凄まじい計算力を達成(10ペタフロップスの速度)、中国製コンピューターの5倍の速度なのに、消費電力は半分である。現在このコンピューターは、東京大学、筑波大学、東北大学において、薬の開発、バイオテクノロジーへの応用、エンジニアリング科学、車の衝突影響シミュレーション測定、資源組成や、地球環境研究、地震災害予測などシミュレーション計算で使われている。
続いて、FUJITSUの歩み、最新の技術、FUJITSUならではの未来テクノロジーの紹介があった。また、紅海を通って東アジアとヨーロッパ間のネットを繋いでいる、水深8000メートルの海底におかれ、通信・インターネットに使用されている光ファイバーケーブルが紹介された。他にも、日本の列車運転をシミュレートする機器が紹介された。列車の運転教育や研修に使われるもので、実際の映像を使い、天気を変えることもできるものだ。その他、生体認証に基づく情報セキュリティシステムなど様々な技術の紹介があった。


スーパーコンピューター“京”の説明を熱心に聞く留学生たち

その後、質疑応答・ディスカッションの時間が持たれ、留学生らは各自が大学で学んでいる理系の専門に関し、次々質問を投げた。 文化アタッシェDr.イサム・ブカーリより、 「今回の見学会は、サウジ人留学生養成のため、日本の企業や研究機関で行われている最新の研究を学んでもらいました。産業・学術提携プログラムを通して各自の研究に生かし、習得した技術を祖国にもたらし、根付かせ、祖国が期待する貢献をしてもらいたいと思います。」と述べた。そして、高等教育省Dr.ハーリド・アルアンガリー大臣、Dr.アフマド・アルサイフ副大臣に対し、学生の知的プログラムへの継続的支援と文化部や留学生へのご助力に感謝の意を表した。


FUJITSUの列車運転シミュレート技術を体験してみる留学生

 

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